ご挨拶

世界の言語は、わたしたちにとって、計 り知れない宝物です。言葉によって表現 される思想によって、これまでも豊潤な 知識や哲学、芸術またはテクノロジーが 生み出されました。言葉の持つ語彙、想 像力そしてまた同時に物を創造する力に よって、人類は精神の高みや深さを探究 することが できたのです。

『言葉は自分自身を定義する道具であ る』と言われる通り、言葉によって生み 出される世界を楽しみ、言葉の中に含ま れたニュアンスを理解し、自分の考えや 思想、または感情を表現するためには 言葉を操る能力は不可欠です。しかし、言葉は同時に、それを駆使する能力に欠 ける場合、逆に障害にもなることありま す。

人口の少ない、独特の言語と文化を持っ た我々アイスランド人には、外国語への 知識はなくてはならないものです。その ような知識こそが、現在の世界への理解 と、より広い視点での世界の展望に繋が るのです。惑星・地球の住人たちは今、これまでになかったほど急速に、互いに 近い隣人にな りつつあります。しかしながら、世界で使用されている言語は多種多様で、 それぞれ特殊な文化圏をつくりあげています。それゆえ、多国間の連携や取り決め、通商 を平和に、かつ順調に行うために、その国で話される言葉が、十分に研究される必要があ ります。言葉がその国の個々人を結び付 けるように、他国の言語の知識は、お互いの信頼 を生むのに大切な役割を果たします。また同時に、外国語を理解することによって、自国 をよりよく知ることにも繋がるのです。

外国語を習得することは、それぞれの個人に大きな可能性を与えることを意味します。 母国のアイスランド人たちが、近代の多様化された世界の中で、他国の文化をより理解し、その豊潤から新しいことを学ぶために、少なくとも2つの外国語を駆使できる能力を身に つけるというのが、長年からのわたしの願いでした。

ヴィクディス・フィンボガドッティル

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